The Roots of Asia「Sha a ya」- Asian sculpter's Exhibition -
2005年12月27日〜2006年1月16日

 

趣 意

 各々の国の芸術は,それぞれ独自の国の長い歴史の中から生まれてきており、それぞれの国の芸術は,様々で独自の性格を持っています。
アシア各国の芸術をテーマにすると言うことは,いうならば切っても切り話せないその民族の歴史を語ることであり,現代のアジアンアート界の地図を描くことにもなります。
 そのようなアジア各国の独自性に目を向けることは,とても面白いことでありますが,それと同時にアジアのルーツはなにか、何処から来たかという、同じ所に目を向けることも同様に、意味のあることです。今回,私達は,アジアの各国の独自性と共通点(アジアのルーツ)、更にアーティスト個人の創造性(クリエイティビティ)この3点をテーマにし、マレーシア、インドネシア、日本の3カ国の彫刻家の作品を集め,アジアの彫刻家展を開催することにしました。 アジアのルーツを語るには,今回もさることながら更なる対話が必要に思います。今回は,これから続く私達の活動の一回目として重要なスタートの展覧会です。

 アジアのその時代を代表する彫刻家の作品を集めて紹介することは,これこそが,ひとつの芸術の発展の歴史になり得ますし、そこでアジアの現実と状態を提示することが出来れば、それこそがお互いの間のコミュニケーションであり、そこから、その後協同して何かをしたり,相互に刺激し合ったりするプロセスになると思います。
地理的、あるいは、時間的制約を超えて,作品がここに一堂に会するということは、私たち皆の慶びです。
この催しを通して,アーティスト同士,バリに住む芸術を愛好する人々,あるいは,一般の人々の対話の場となることを期待すると同時に、これが彫刻芸術のひとつの歴史になると考えます。伝統的なもの、モダンなもののなかにある各作家の創造性は,とても興味深い対話を生み出すことでしょう。



テーマ

展示会のテーマは、以下のようです。

1、アジアのアートの各国の独自性
2、アジアのルーツ(アジアの共通性)
3、各アーティストの創造性招待アーティスト

”The Root of Asia'と題名のついた彫刻展は、アジアの各国からギャラリーと関係のあるアーティストを紹介します。
第一回目はインドネシア、日本,マレーシアからアーティストを招待いたします。
今後,展示会を定期的に続けて開催し,さらにテーマを掘り下げて、ドキュメントしていきたいと思います。

アーティスト
日本: 知足院美加子、西岡秦心、鳥毛清喜
Indonesia: Pande Ketet Taman、Wayan Madra、Ketut Geledih、Noor Ibrahim
Malaisia: Eng Tay

キュレイター
日本: 藤原恵洋教授
Indonesia: Arif Prasetiyo
Malaisia: hasnul Jamal Saidon



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