name : I Ketut Geledih
birthday : Dec. 31st. 1962
birth place : Mas Village, Bali
prize :
 

exhibition data:
1982 Dewi Ratih sculpture got First Prize on Porseni Desa Mas art exhibition
1996 The 18th Bali Art Festival at Art Centre Bali
2000 The 22nd Bali Art Festival at Art centre Bali
2003 Group Exhibition at Musium Puri Lukisan Ratna Warta, Ubud
2004 Group exhibition "Art and Culture exhibition" at Griya Wana Giri Mas
Group exhibition "Leha lehah" at Bidadari Art Gallery, Mas - Ubud
2005 Group exhibition "Pre Binalle Bali" at Bidadari Art Gallery, Mas Ubud
Group exhibition "Kayunin Kayun" which cooperated by Bidadari Art Gallery at Hadi Prana Gallery, Jakarta
Group exhibition three countries "Sha A Ya, The Roots of Asia" at Bidadari Art Gallery, Mas-Ubud, Bali
 

comment from BIDADARI :

グルディは、彼の仕事場も兼ねる自宅で、彼が彫像芸術の世界に魅了された発端を語り始めた。まだ彫像されていない、様々な種類の木に囲まれて…。それらの木々は乾燥しているとは言え、死んでいると言うにはふさわしくない。どのような形になるのかまだ見当のつかない一本の丸木が、間もなくグルディの手によって、生命をもった何かに化身し、それは、人の心を引きつけて離さない。グルディ自身、購入者の手に渡ってしまうのが躊躇われることもしばしばであるそうだ。
質素な農家に育ったグルディとその兄弟たちは、幼少の頃はよく親にあひるの番をさせられた。当時のマス村で彼と同年代の大半の子供たちが行っていた日課である。
彼自身の興味と、多くの人々が彫像活動を行っていた環境に促されて、グルディは10歳の時に彫像芸術の世界に足を踏み入れた。当初は自信がもてなかった時期もあった。彼の初めての作品が売れたことが(その値段はもう覚えていないが)、彼にとって重要な起点となっている。「うれしかったですね。その時、彫像を学びたいという私の欲求(/希望)は、止め処ないものになりました。」彼は、情熱的に語る。
15歳の年齢に達した1977年より1988年まで、グルディはイダ・バグス・ティラムの元で働きながら学ぶことを決心した。「ゼロからの出発でした。私は、新入生として扱われ、まだ一度も彫像を製作したことがないかのように学習することを受け入れなければなりませんでした。仏像、椰子の新芽などを作ることから学び始め、徐々により複雑な、より難しいレベルへと移ってゆきました。」この段階的に難しくなる製作について、彼は、師の言葉を思い出す。「ここで学ぶ以上、私は君に厳しく対処するがそれは愛情ゆえにである。太鼓への愛情と同じだ。膝に乗せ、絶えず叩き続けることで最高の音を引き出すことが出来る。
それによって君は、何かを容易に行うことに甘んじている他人たちに比べて、より多くの能力や個性を備えることができるのだ。」遠い目をして、グルディは偉大なる師、グス・ティラムを回想した。
グルディは、彼が天才と称する師の指導の元で11年間、自分の能力を磨き、それまで気付いていなかった、自分の秘められた才能を見出すことに成功した。1988年、独立を決心して以来、彼はより自由な創作活動を行い、その才能を広く社会に証明した。 「今になって、恩師の言葉が正しかったことを身を持って悟りました。私は「カユン」(心の真摯さ)に支えられて、木を彫っています。私たちが敬意と愛情と真摯さを込めて彫っていく木が、最大限の表情を与えるよう、そればかりでなく、人々私の作品を好み愛してくれるよう彫像が魂を持つようにするためには、私たち自身つまり私たちの感情や心と木とが一つになることが大切です。」俊才で、かつ、強靭な意志の持ち主である彫像家、グルディは語った。
 
art works :
"Wolgathering" "Mother Embrance" "Ganesha" "Waiting Sweet Heart"
       
 
"Suckling" "Ratih Godess" "Blooted Princes"