name : Wayan Kencana
birthday : 1952
birth place : Mas Village, Bali
prize :
 

exhibition data:
2004 Group exhibition "Leha lehah" at Bidadari Art Gallery, Mas - Ubud
 

comment from BIDADARI :

クンチャナは木の根の部分を使った製作に卓越しており、それが、彼独自のセンス溢れる芸術作品となっている。この卓越性は、当然のことながら彼が容易に手に入れたものではなかった。失敗を重ねながらも模索を続ける熱心さ、師事するにふさわしい師の元で学ぼうとする意欲が、今日のクンチャナを創り上げた。
「私は、多くを見たことから始まりました。私の隣人はほとんど皆、芸術作品として或いは工芸品として彫像の制作を行っていました。私自身、芸術家と称されるにはまだ相応しくないでしょう。まだ完璧に修得しなければならないことがたくさんあります。私の作品が単なる「工芸品」以上のものとして評価されるとしたら、当然そこには他に差をつける性質がなければなりません。私にとって、現在、私が到達しているのは出発点に過ぎません。まだ何ということはないのです。」慎ましくも、クンチャナは、こう語った。
現実には、クンチャナの作品は平凡なものではない。18歳にしてイダ・バグス・ティラムに師事したクンチャナには並外れた勤勉さがあった。市が何度も彼が作った彫像を修正したというだけで、彼は学習し続けることを止めなかった。そして自分の能力の向上のために前進し続けた。師の元を離れ独立することを決心した後、作ろうとする作品を、師に見守られずに自分自身でデザインすることを学ばなければならないという現状に直面した時不安(/怖れ)を感じたこともあったと、彼は回想する。
「しかし、これこそが本当の試練なのです。私はこの職業を、それに付随する全ての結果とともに、選んだのですから。困難に直面しようとも、私はこれを続けていきます。自分が良い作品、愛される作品を生み出すことができた時、それが私の幸せなのです。」クンチャナは、二人の息子の父親で、息子たちは二人とも彫像の才能を受け継いでおり、今後さらにその才能を伸ばしていくことが楽しみでもある。
「マス村には彫像制作を行っている若者がまだまだたくさんいます。ただ、工芸品としての注文を満たすために製作されるものが多いので、質の面では下降の傾向にあります。」彼は、しみじみと語った。
 
art works :
"Ni Bawang" "Salya III" "Sri Godess and Goose" "Salya V"
       
     
"Rama Sita I"