About BIDADARI Art Gallery




 ビダダリギャラリーのロゴを見ていただきたく思います。紅紫色のロゴとその陰に薄くひかれているもの、二つあります。メインロゴとサブロゴ、このふたつでビダダリギャラリーのロゴとなっております。
 まず最初に、薄くひかれてる絵は、木と人間が近づいていき、ひとつになって、大きなパワーとなっている様子が描かれています。
 
 ビダダリギャラリーが生まれたウブドのマス村という村にある伝説があります。“ダンヒャンニラルタという僧侶が杖を土にさしました。それから芽が出て大きな木になり、金(マス)の花が咲いたらしいのです。それを見て僧侶は、‘この村の人々は、木から生きなさい“といわれたそうです。
 その含蓄の深い言葉は、死んだ杖から生を作り出すという芸実的な創造(クリエイティビティ)のはなしにも、人間全般の哲学的な意味のはなしにもにもとれます。その教えから、マス村は彫刻芸術の発展した村になっております。
ビダダリギャラリーもそこで生まれました。そこで、生まれたその智慧に敬意を払い、またそのアイデンティティを大切にしたいと思いました。
 また、色の濃い方のロゴは、木々が育つために必要な、水、太陽の光、そしてその木自体の「育とうとする意欲」を葉に込めて作りました。伝統の上に新しい世代の私達が生きようとする意思を現しております。
 
 このように、ビダダリギャラリーは、伝統や祖先の残してくれた智慧というルーツの上に、自然のエネルギーが降り注だ胚芽のような人間パワーをもつ企業でありたいと思っております。
 そして、インスピレーションを与える源でありたいと思い、人々の心が癒され、暖かくなるようなアートを提案していきたいと思っております。
 
 ビダダリギャラリーは、彫刻芸術のと保存と育成を使命に、彫刻品の企画展、販売を手がける他、絵画等の芸術品の展示会、販売もしております。
 また文化交流や文化の振興を軸に、社会に必要とされるイベントの企画運営もしております。

 
 
BIDADARI Art Galleryの歩み

1992年 沖縄、首里城復元の際、首里文化際実行委員会より琉球王朝の古式行列で国王の載る御こし(ウチュー)を新文化財として製作。
ウチューは、考証をへて多々の彫刻が施されている。

沖縄、冊封使一行の御輿復元にあたって、NHKエンタープライズがその5台の御輿を大河ドラマ<琉球の風>に使用。
1993年 大分県大日寺より本堂正面の欄間(正面左右脇欄間)を製作。 
1995年 福岡県遍照院本堂正面の欄間(正面左右脇欄間)を製作。
1996年 沖縄県那覇市“をなりまつり”実行委員会より彫刻の施されたドラたて5台や神前机の依頼。

名古屋古出来町の“だし”に施す龍彫刻製作。
1997年 福岡県遍照院の本堂にかける天蓋を製作。

福岡県十輪院の本堂正面柱に登り龍、下り龍1対を製作。
1999年 家具、建具、木工製品を手がけ始める。
2000年 福岡県天王院に本堂正面の欄間(正面、左右脇欄間)の製作。
2002年 福岡県十輪院のご先祖大仏壇の製作。
2003年 福岡県八幡市徳養寺の彫刻の施された正面扉を製作。
2004年 彫刻木工部門とは別に彫刻や絵画を取り扱う芸術品美術ギャラリービダダリをオープンする。
バリ、マス村の彫刻振興を目的とした9人の彫刻展〈レハ - レハ〉を催す。
2005年 日本、マレーシア、シンガポールのアジア3カ国から彫刻家を集めて、九州大学藤原恵洋教授、マレーシアペナン大学美術館のハンスヌル氏などの協力のもと、アジア彫刻展第1回目〈“The Roots of Asia”sha a ya 〉を開催する。
2006年 彫刻芸術製作の経験から伝統彫刻あるいは、現代彫刻に到る彫刻芸術、絵画など芸術一般にわたり、地域の芸術環境の発展を願い、芸術品の製作販売向上をめざして日々努力している。